2020年は、新型コロナウイルスの影響で生活様式が一変し、外出機会の減少に伴う運動不足や食生活の変化などから健康や美容に対する意識が一段と高まった。“おうち時間”が増えたことで生活習慣を見直すきっかけとなり、肌や体調を内側からサポートするインナーケアに注目が集まっている。
トレンド総研が美容インフルエンサー100人にアンケート調査を実施したところ、68%が新型コロナウイルスの感染拡大以降(20年3月以降)インナーケアの興味が高まったと回答した。さらに62%が「新しいインナーケアにチャレンジした」と回答しており、インナーケアの注目度の高さがうかがえる。そこで今回、日々の生活に取り入れやすい粉末スープやタブレットなど「おいしく」摂取できるインナーケアアイテムを紹介する。21年のインナーケアは、日本の食文化に着目した“出汁”と、体調管理のカギを握る“免疫力”に注目だ。
サプリ感覚のヘルシー出汁
“UMAMIサプリ”
アナイスカンパニーがプランニングを手掛ける「フレンフドリー ヘルス クラブ(FRIENDLY HEALTH CLUB)」は、出汁に着目した“UMAMI(ウマミ)サプリ”を展開している。
食生活の乱れや運動不足、精神的ストレスなどさまざまな問題に対し、自分自身で健康やライフスタイルを簡単に整えられるようにしたいという思いから、脳と体が必要とする“アミノ酸”を“出汁”という形で手軽に飲めるようにパッケージした。
粉末スープ仕様の“UMAMIサプリ”は、ストレスマネジメントやダイエット、質の高い睡眠、理想的な朝、疲労といった目的別にサポートする5つのフレーバーをそろえる。鰹、鯖、鮪、昆布、椎茸などの出汁をベースにハーブをブレンドし、素材が持つ風味やうま味を感じられる。価格は各10包、1600円。
そのまま飲める“和だし”飲料
コカ・コーラは、飲料ブランド「ゴーグッド(GO:GOOD)」からキッコーマンが監修した“和だし”飲料“GO:GOOD ゴクっ!と旨い和だし”を販売している。「ゴーグッド」は、19年に忙しい合間でも気軽においしく味わえるリキッドフードブランドとして誕生。“GO:GOOD ゴクっ!と旨い和だし”は、リラックス効果も期待できるうま味にこだわり、世界でも注目されている出汁をベースに開発された。厳選したかつおや昆布、あごのエキスにより、出汁本来の味わいと香りを引き立たせている。「飲料として飽きがくることなく」飲み干せて、料理にも使える。価格は185g、148円。
免疫力を高めるビタミンCの
吸収をサポート
ポーラは2月1日、12種類のビタミンを含むサプリメント「ネクステージ シー」を発売する。免疫力を高める栄養素のビタミンCと、その吸収をサポートする「ドラゴンヘッドエキス」を配合し、ビタミンCが体の中に長くとどまるように工夫されている。口溶けのよい顆粒状で、酸味のあるハーバルシトラス風味を採用しているため、水がなくても手軽に摂取できるのが特徴だ。価格は30包、4900円。
400種類以上の栄養素を含む
“飲む化粧水”
菌ケアサービスを展開するKINSは、乳酸菌が作り出す400種類以上の生成物質をまとめて摂取できる“KINS ESSENCE”を販売している。発酵の力に着目し、腸内の善玉菌を育て腸内環境を整えるエッセンスで“飲む化粧水”とも呼ばれている。お酢のような沢山な酸味で、そのままでも飲み物や料理にふりかけても摂取が可能だ。価格は50mL、5980円。
免疫機能の維持を
サポートするタブレット
ファンケルは、キリンホールディングスの独自素材「プラズマ乳酸菌」を使ったサプリメント“免疫サポート チュアブルタイプ”を販売している。健康な人の免疫機能維持に役立つ機能性表示食品で、免疫の司令塔プラズマサイトイド樹状細胞に働きかけるプラズマ乳酸菌を1000億個配合。レモンヨーグルト風味で、口腔内で噛み砕いて服用するチュアブルタイプ。ファンケル独自の技術を採用し、口の中に入れるとシュワっと炭酸が発砲するのも特徴だ。価格は30日分(60粒)、2871円。