長期化する“ウィズマスク生活”によって、マスクによる肌荒れで悩む人が後を立たない。マスクの摩擦や蒸れた状態が長時間続くことで肌のバリア機能が低下してしまい、肌トラブルの原因となっている。肌を清潔な状態に保持することが重要であるため、洗顔に着目しているブランドが多く、2021年は洗顔フォームやクレンジングが豊作だ。
シュワっと“自活発泡”する
酵素洗顔で毛穴ケア
酵素洗顔料「パパウォッシュ」を展開するイー・エス・エスは、36年ぶりとなる新ブランド「アス バイ パパウォッシュ(USS BY PAPAWASH)」を21年2月1日に立ち上げる。皮脂由来の肌悩みを起こしやすい20~30代がターゲット。第1弾として、過剰な皮脂による肌トラブルを改善するパウダー状洗顔料”USS by パパウォッシュ バブル”(40g、2200円)を発売する。開発には1年半かかったという。
洗顔料は水と混ぜると1秒で発泡。炭酸が発生し、酵素を含むマイクロバブルに変わり、酵素の力で毛穴汚れと古い角質をオフする。洗顔の間も弾ける微弱炭酸によりターンオーバーを促し、使うたびに血色の良い明るい肌へと導く。
天然スクラブでダブル洗顔不要
ハグアンドスマイルが展開する「ニーゼロネオ(20NEO)」は2月1日、「ウォーターホールドクレンジングジェル」(50g、1400円/150g、4000円)を発売する。
カナダの氷河で採取された希少なクレイと、天然スクラブを配合し、メイクや皮脂汚れをやさしくオフする、ダブル洗顔不要のクレンジングだ。汚れや老廃物を吸着し、肌を健やかに保つ。
“低バリア肌”に着目し、
洗浄剤フリーを実現
プレミアアンチエイジングの「デュオ(DUO)」は1月20日、洗浄剤フリーの洗顔料“ザ 薬用バイタルバリアウォッシュ”(110g、3000円)を発売する。バリア機能が乱れがちな“低バリア肌”に着目。スキンケア成分のみで洗うという洗浄剤フリー技術を実現した。水感覚のようなミルク状の洗顔料で“強バリア肌(しなやかな肌)”へと洗い上げる。
泡洗顔で肌荒れ&ニキビケア
常盤薬品工業が展開する「なめらか本舗」は3月2日、美白ラインから“薬用泡洗顔”(200mL、800円)を発売する。泡洗顔の市場は7年間で約160%拡大(2020年TPCマーケティングリサーチ調べ)しており、同ブランドの泡洗顔も年間売上個数約100万個とヒットしている。同社の調査によると、洗顔にあるとうれしい効果でニキビケアや美白効果が求められていることが判明。そこで、肌荒れやニキビ予防しながら透明感のある肌に洗い上げる洗顔料を開発した。