「カナダグース(CANADA GOOSE)」は1月9日に、“エクスペディションパーカ”に着想を得たサステナブルモデルの“ザ スタンダード エクスペディションパーカ”をカナダグース千駄ヶ谷店で発売する。
ブランドのコアメッセージである、人間は自然の一部であり、自然もまた人間の一部であるという“ヒューマンネイチャー”をテーマに掲げた同アイテムは、同社が2020年4月に発表したサステナビリティレポートをもとに商品化したもの。リサイクルポリエステルとオーガニックコットンを使ったアークティックテック生地や再生ファーを使用し、“エクスペディションパーカ”と比べカーボンフットプリントは約31%、ウオーターフットプリントは約68%に抑えた。原料は全て100%責任ある調達を保証する。取り外し可能なファー部分にはワイヤーを入れ強風にも耐えられる仕様。背中には“Expedition”のエンブレムを施した。両サイドにはジッパーを付け、通気性を向上させた。同ブランドの温度体感指数TEI5で、 -30℃以下の極寒環境でも耐えられる設計だ。メンズとウィメンズで展開し、価格は17万6000円。
今後「カナダグース」は同アイテムを基準とし全てのアウターウエアの商品を環境に配慮した仕様に変更していく。具体的には、2022年を目途にバージンファーを再生ファーに切り替えること、年内を目標に100%RDSの認定を獲得すること、リサイクルされた材料を組み込み、 新しい材料の使用を削減することに取り組む。