自宅で過ごす時間が増え、おこもり美容で“ボディーケア”にも力を入れる人が増えている。乾燥が厳しくなるこの季節、人気を集めたアイテムとは?今回、「アットコスメ(@COSME)の12月の口コミランキングから「ボディーケア」TOP5をお届け。さらに「アットコスメ」に寄せられたクチコミを篠田慶子アットコスメ編集長が解説。ボディーケアのヒットの法則を紹介する(集計期間:2020年12月1日~31日)。
-12月、「ボディーケア」に関連するキーワードで頻出したものは?
篠田慶子@cosme編集長(以下、篠田編集長):12月のボディーケアのクチコミで最も出現したのは「香り」。なかでも「香り-癒す」という表現が2019年より増加している。2020年は特にボディーケアに対して「香りで癒されること」が求められた。また、「手洗いとアルコール消毒が欠かせない生活で、例年よりも乾燥がひどい」というクチコミからも推察できるように、前年よりも「ハンドクリーム」の出現も増加傾向にある。ハンドクリーム塗布後にPCやスマホに触ったときのべたつきが気になる人も多く、「たっぷり塗ってもサッと溶け込むので、その後スマホやPCを触っても気になりません」といったクチコミが前年よりも増加した。
キーワード:【香り、香り-癒す、ハンドクリーム、アルコール、手洗い、スマホ-触る、PC-触る】
-「ボディーケア」以外で好調なアイテムは?
篠田編集長:「クチコミ総合ランキングでは、12月以降もスキンケアが好調。「@cosmeベストコスメアワード2020」で総合大賞を受賞した「ランコム」“ジェニフィック アドバンスト N”(30mL、10000円/50mL、1万4000円/115mL、2万5000円)をはじめ、TOP10のうち5~6アイテムはスキンケアが占めている。対して、リップやアイシャドウなどの色物は少ない印象だ。マスク生活が続くなか、スキンケアが重視される傾向が続いている。
2020年12月ボディーケア
「クチコミ」ランキング
1位「アユーラ(AYURA)」“メディテーションバスt”
2020年10月にリニューアル発売され、「@cosmeベストコスメアワード2020 下半期入浴剤新人賞」を受賞したアイテム。「香りに癒される」「リラックスできる」と好評。デイリー用というよりも「自分へのご褒美に」といった声が目立ち、プレゼントとして贈ったり、受け取ったりというクチコミも多くみられる。
12月は肌寒い季節であったことに加えて、コロナ禍で「おうち時間」が増えたこと、癒しを求める人が多くなったことが、ランキング1位の要因と考えられる。
2位「キュレル(CUREL)」“ディープモイスチャースプレー”
2020年4月発売で、「@cosmeベストコスメアワード2020 上半期新作ベスト化粧水」第2位を受賞。「お風呂上りに全身にシューっとしている」というクチコミが多数寄せられた。逆さにしても使えるスプレーで、手が届きにくい背中まで手軽に保湿できる点が支持された。「しっかりケアをする前の、取り急ぎの保湿として重宝する」という声も多く見られた。発売以来ランキング上位をキープしている。
3位「ハウス オブ ローゼ(HOUSE OF ROSE)」“Oh! Baby ボディ スムーザー N”
「@cosmeベストコスメアワード2015」で殿堂入りを果たした、ランキング常連の定番人気アイテム。「肌がすべすべになる」、「大容量でコスパがよい」といった意見も。ロングセラーで、リピート買いしている人が多いのも特徴。12月に開催された@cosme Beauty Dayではスパチュラ付きの限定キットが販売され、そのキットを購入した方のクチコミも多く見られた。
4位「ニベア(NIVEA)」“ニベアクリーム”
「@cosmeベストコスメアワード2015」で殿堂入りを果たした、ランキング常連のアイテム。全身の保湿に惜しみなく使えるコスパの良さはもちろん、「昔からなじみがあり安心感がある」「他のブランドのアイテムを使ってみても最終的に戻ってきてしまう」といった声も目立つ。家族で愛用している、というクチコミも多数。
5位「バース(BIRTH)」“薬用BARTH中性重炭酸入浴剤”
「@cosmeベストコスメアワード2020 ベスト入浴剤」第1位を受賞。「冷え性でも足先まで温まる」「お風呂上りもポカポカ感が続く」「入浴後はぐっすり眠れる」といった声が寄せられている。冷えが気になる季節になり、ランキング順位が上がっている。
なお、「WWDジャパン」1月25日号の付録「WWDビューティ」1月号では、「アットコスメ ショッピング」の「ボディーケア」売り上げランキングを掲載している。ドラッグストア「トモズ」やバラエティーショップ「プラザ」の売り上げトップ5も必見だ。