ファッション

「ロク」と京都発老舗織物メーカーのコラボチェア 「リステア」で展示イベント

 セレクトショップの「リステア(RESTIR)」は1月12日~2月14日、京都・西陣発の老舗織物メーカーの川島織物セルコンと、ロンドンを拠点にするファッションブランド「ロク(ROKH)」によるコラボレーションチェアの展示イベントを開催している。

 今回の展示は、1843年創業の川島織物セルコンがファッションデザイナーに織物のデザインを依頼し、デンマークの家具メーカー「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」の代表作“エッグチェア”に用いる企画の第2弾。第1弾では堀内太郎の「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」、井野将之の「ダブレット(DOUBLET)」、青木明子の「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」らが参加しており、今回はアメリカ育ちの韓国人デザイナーであるロク・ファン(Rok Hwang)の「ロク」などが選ばれた。

 「ロク」は「自然と本能~森を織る~」をコンセプトに、自然の木々や苔をイメージしたテキスタイルを提案。「有機的な自然の世界そのものをファブリックで表現する」というデザイナーの思いを表現すべく、綴織(つづれおり)の手法で立体的な風合いを再現している。サステナビリティの観点から、製作時にはカーテン生地の生産時に生じる端材なども使用している。

 デザイナーのロクは「このプロジェクトで、織物の伝統技術とはどういうものかということを深いところで理解でき、その技術によって提案したコンセプトが想像以上のレベルに高められていく過程にとても興奮を覚えた。2Dの織物を3Dに進化させることに成功し、同時に織物においての触覚にも新境地が開けた」とコメントしている。

 展示会場である「リステア」のブティック2階では、「ロク」2021年春夏の新作も一緒に並べており、ショッピングを楽しむことができる。

■rokh x 川島織物による世界にひとつだけのチェア Special Exhibition at RESTIR
会期:1月12日〜 2月14日
場所:リステア ブティック2階
住所:東京都港区赤坂9-6-17

ROKH x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。