※この記事は2020年11月25日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
「月経カップはサステナブル」初めて聞く娘が素直に感じたこと
先日、月経カップ「エヴァカップ」や「スーパージェニー」、サニタリーショーツ「ステインフリー」などを扱うインテグロがオンラインで行なった「はじめての月経カップワークショップ」に、小学3年の娘と参加しました。今、ナプキン、タンポンに続く第3の生理用品と注目を集めている月経カップですが、興味はあっても使い方がイマイチ分からず……。これから主流になってくるかもしれない月経カップの使い方を親が分かっていないと子どもにも教えられないなあと思い、だったらまだちょっと早いけど娘も聞いていて損はないかなと。
実際、女性の身体についてもまだよく分かっていない娘は終始、きょとんとした顔をしていましたが、「へー、そうやって使うんだね」とか「色がかわいいね」とか素直に“向き合って”いる様子。月経が始まって大人になっていろいろ分かった後からだとなかなか踏み出せないことも、なんにも知らない時に普通に教えられたら、与えられたら、すんなり取り入れられそうです。そう思うと、それって何にでも言えることですよね。知らないことを知ることができるなら、素直に聞けるものですよね。そういう風に子どもにも、そして会社の後輩にも与えられたらいいなと感じつつ、娘のその時が来たら、吸水ショーツも含め与えたいと思います。一通りアイテムと使い方を知っておけば、自分なりに快適に過ごせるアイテムを見つけていくのではないでしょうか。自分なりに見つけていくことも大事ですよね。
そして今回もう一つ、同じように新しく知ることですんなり受け入れられそうだなと思ったのが、毎回捨てるナプキンと違って、月経カップが洗って何度でも使えるということです。ナプキンで慣れている大人世代にとっては、繰り返し使うことに少なからず抵抗を感じそうですが、最初から月経カップを使用していれば、きちんと洗って使うが普通になる、当たり前。それってすごくコスト面でもお得と思っていたら娘が一言、「サステナだね!」。びっくりして娘を見る私(笑)。1年ぐらい前から、自動販売機で飲み物を買いたがるたびに「ペットボトルは地球の環境に良くない。すぐに捨てちゃうのもサステナじゃない」って話をしていたら、最近外で「飲み物を買って」と言わなくなったなあ、と思っていたのですが、ちゃんと理解していた娘。まずは私自身が新しいことを受け入れ、そして新しいことをきちんと伝えていくことの大事さを感じた瞬間でした。
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