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ネイルブランド「エッシー」が全製品ビーガンに刷新 8フリーも宣言

 ロレアル(L'OREAL)傘下のネイルブランド「エッシー(ESSIE)」は、2020年末で全ての製品をビーガン処方に刷新したと発表した。加えて、ネイルポリッシュによく配合され、有害の可能性もあるとされるトルエン、フタル酸ジブチル、ホルムアルデヒド、フェノール樹脂、樟脳(カンフル)、エチルトシルアミド、キシレン、トリフェニル、リン酸塩の8つの成分も使用しないという。

 処方のリニューアルは18年に着手し、人気の“ジェルクチュール ネイルポリッシュ”シリーズと“カラー&ケア ネイルポリッシュ”ラインの刷新にフォーカスした。新作の“エクスプレッシー”ラインはデビューからビーガン・8フリー処方だという。キャロライン・ホルバ(Carolyn Holba)「エッシー」ジェネラルマネジャーは「お客さまの中には、既存カラーの色味を正確に把握しているファンもいるため、(同じ色を保ちながら)処方を完璧にするのに数年かかった」と振り返る。

 ビーガン・8フリー処方は、今後のプロモーションでも積極的に打ち出す。アラーナ・マクドナルド(Alanna McDonald)「エッシー」「メイベリン(MAYBELLINE)」「ガルニエ(GARNIER)」北米プレジデントは「透明性にコミットするために、配合しない成分を明確にコミュニケーションする。今はたくさんの情報が拡散される中で消費者も混乱している。なるべく成分リストをシンプルに、分かりやすくする狙いだ」と語る。北米においては、成分やクリーンな処方への関心が高い若年層をターゲットにしている。

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