「プラダ(PRADA)」は1月17日14時(中央ヨーロッパ時間)からミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)が共同で手掛ける2021-22年秋冬メンズ・コレクションを発表し、その直後に世界中の大学や教育機関の学生とリモートで対話を行う。同コレクションは、ラフ加入後初のメンズ。1月15〜18日に開催される2021-22年秋冬ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークの目玉として、ショー映像をデジタルで配信する。
参加する学生は文化服装学院をはじめ、アメリカのハーバード大学デザイン大学院(Harvard University’s Graduate School of Design)やニューヨーク州立ファッション工科大学(New York’s Fashion Institute of Technology)、北京の清華大学建築学院、ソウルにある弘益大学校の高等研究国際デザイン学校(International Design School for Advanced Studies)、ミラノのヴィータサルート・サン・ラファエレ大学(Vita-Salute San Raffaele University)哲学科、ロンドンのセント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)から選ばれた。
ラフが20年2月に「プラダ」の共同クリエイティブ・ディレクターに就任して以来、“対話”は同ブランドのコミュニケーション戦略の要となっている。今回の対話は、20年9月に21年春夏ミラノ・ファッション・ウイークでウィメンズ・コレクションを発表した後にミウッチャとラフが行った対談に続くもの。その際には、事前に公式ウェブサイトから両者への質問を募り、共に働くことや“新しさ”など幅広いテーマが語られた。今回は対談に新たな参加者を交え、新鮮な意見を取り入れることにより、2人が自分たち自身に挑戦することを目指している。また、21年春夏広告キャンペーンでも、それぞれのビジュアルに異なる疑問文を記して消費者に質問を投げかけ、その回答をブランドのウェブサイトから送信できるようにすることで、対話を促している。