メイクアップブランド「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は、ブランド初となるグローバル アーティスティック ディレクターを設け、世界的に活躍するメイクアップアーティストのハンナ・マレー(Hannah Murray)を起用すると発表した。キャンペーンルックのディレクションのほか、今後のプロダクトイノベーションと、高機能を重視した製品開発、世界85カ国で3500人を超えるメイクアップアーティストの育成にも携わる。
英国出身のマレー=グローバル アーティスティック ディレクターは、元バレエダンサーという異色の経歴を持つ。各国の「ヴォーグ(VOGUE)」をはじめとするファッション誌で活躍するほか、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などとコラボ。ファッションウイークでは「ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」や「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」などのバックステージでリードを務めた。「ボビイ ブラウン」のブランドキャンペーンにも携わった経験があり、2010年には「トップショップ(TOPSHOP)」のコスメラインの製品開発を担当した。
サンドラ・メイン(Sandra Main)=ボビイ ブラウン グローバル プレジデントは、「ハンナ・マレーの美に対するフィロソフィーは『ボビイ ブラウン』が常に提唱してきたものと合致している。『ボビイ ブラウン』の新しい時代の到来とともに彼女を迎えられることに大きな喜びを感じている」と語った。マレー=グローバル アーティスティック ディレクターが手掛ける最初のキャンペーンルックは7月から展開する。
1991年創設の同ブランドは95年にエスティ ローダー(ESTEE LAUDER)グループ傘下入り。ブランドを立ち上げたメイクアップアーティストのボビイ・ブラウンは、2016年にブランドを離れている。