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D2Cブランド「アニュアンス」が初日売り上げ9200万円、「エイミー」のドットワンが運営

 中村麻美がクリエイティブディレクターを務めるD2Cブランド「アニュアンス(ANUANS)」の初日売り上げが9200万円になった。1ブランドの立ち上がりとしては記録的な数字だが、運営会社は先駆的なD2Cブランド「エイミーイストワール(EIMY ISTOIRE)」、「クレドナ(CREDONA)」を展開するドットワンで、いずれのブランドも「エイミー」が6000万円、「クレドナ」が4000万円と、立ち上げ時に記録的な売り上げを立てている。

 「アニュアンス」のクリエイティブディレクターを務める中村麻美は、インスタグラムを中心に活動していたインフルエンサーで、ジャパンイマジネーションが19年9月にスタートした初のEC専業ブランド「カシェック(CACHEC)」のクリエイティブディレクターだった。ジャパンイマジネーションは昨年末でブランドを休止、中村も昨年8月でディレクターを退任していた。現在のインスタは約20万フォロワーを抱えている。

 「アニュアンス」は20日正午の販売直後からアクセスが集中し、わずか1時間で6000万円を売り上げたという。売り上げのほとんどはあらかじめ積み込んでいた在庫で、2月中旬以降から発送していく。初月で2億円、年間で15億円の売り上げを計画している。

 同ブランドは夏までに、東京と大阪で4店舗のリアル店舗のオープンを計画しており、いずれも有力なファッションビルになると見られる。同社は「現在も全国の商業施設からオファーをもらっており、秋冬でも主要都市への出店を検討している」という。

 ドットワンは、3ミニッツ社で「エイミーイストワール」を立ち上げた藤井亮輔氏が昨年8月に同ブランドをスピンアウトする形で設立。現在は「エイミーイストワール」「クレドナ」「アニュアンス」の3つのD2Cブランドを運営。21年7月期で44億円、22年7月期には売上高70億円を計画している。

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