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「新たな選択肢」を見せるのは我ら エディターズレター(2021年1月22日配信分)

※この記事は2021年01月22日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「新たな選択肢」を見せるのは我ら

 イロイロありましたが、米大統領にジョー・バイデン氏、同じく副大統領にカマラ・ハリス氏が就任しました。「WWDJAPAN.com」としては下のリンクにある通り、ファーストレディの服装、ハリス副大統領の装いに注目ですが、個人的にはセカンド・ジェントルマンに期待しております。ハリス副大統領の夫、ダグ・エムホフ氏です。

 大統領夫人がファースト・レディーなら、副大統領の夫はセカンド・ジェントルマン。「全米初」が盛りだくさんという布陣のバイデン政権において、エムホフ氏が務めるセカンド・ジェントルマンも「全米初」です。弁護士ですが仕事を辞めて、ハリス副大統領を支えるそうですね。男性が女性を支えるという「新しい選択肢」が、全米のみならず世界に広がればと思います。

 「新しい選択肢」はここ数年、個人的にかなり意識していることです。いわゆる「普通(って、もはやなんだよ、ってハナシですが)」じゃないと自覚している私は(苦笑)、それでも多大なチャンスを与えてくれる会社に感謝しつつ、そんなチャンスの存在を皆に伝えたいと思い行動しているつもりです。動画やLIVE配信を筆頭に手掛ける媒体に自分が登場すること、他社のコンテンツやイベントにまで寄稿したり顔を出したりすることについては、おそらく否定的な見解もあるでしょう。でもコレは、「WWDジャパン」というメディアに携わる記者や編集者の「新しい選択肢」になり得る。後輩が「あんな風に働いていいんだ」「あれもまた、ファッションやビューティ業界を盛り上げる1つの術かもしれない」と思ってくれたら、とっても嬉しいのです。

 「新しい選択肢」の啓蒙において、「編集長」という今の肩書きは有効です。コレがあるから「新しい選択肢」を築きやすいし、コレがあるから後輩の背中を押すことができるのでは?と考えます。

 会社として、媒体としての今年の目標はイロイロありますが、個人としては「もっと人前に出る」を目指そうと思います。「お前、何様だよ」と言われそうですが(お許しあれ)、テレビとかに出て、ファッションやビューティの面白さを伝えたいのです(笑)。それは、自身にとっても新たなチャレンジだし、会社や業界においては「新たな選択肢」になりえるのかな?と思います。

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