「好きなことを死ぬほど頑張る」世の中
本日発売の「CEO特集」では、ファッション&ビューティ47社の2040年のビジョンに関する記事を3人のイノベーターに読んでいただき、アレやコレや語っていただきました。「DXの先に何があるのか?」「企業やトップ、そしてビジネスに美意識はあるのか?」「パーパスがないから、数字しか語れないのではないか?」など厳しい意見もありますが、3人が語る未来はドキドキ・ワクワクするものばかり。ファッション&ビューティ業界も、このドキドキ・ワクワクな世界に参画できればと願います。
そんな3人のイノベーターからは、「個人が5年くらい死ぬほど頑張れば生まれる、世の中を変えられる仕組みもある」や「自分が好きなことを諦めない人が増えれば良い。その方が、世の中は楽しい」などの話が出てきました。ホント、そうなると良いですよね。
この話を聞いた後、月刊誌「WWDビューティ」2月号の特集ミーティングを開きました。会議の中心は、弊社出身のコスメ大好きライターと、そんな彼女と仲良しでコレまたビューティが大好きなデスク。次号のお題は「SNS」。YouTuberのコスメや、YouTubeでバズったコスメ、そして2021年流のTwitterの使い方などをまとめる予定ですが、会議中のライター&デスクのやりとりがまさに「好きなことを死ぬほど頑張っている人たち」の「楽しそうな世界」でした。
ジェネレーションとSNSの世界に対する熱量の違いでしょう。正直、私には会話の半分くらいがわかりませんでした(焦)。そんな私の焦りなんか目には入らず、2人はとっても楽しそうに会話を続けます(ますます焦)。本能的に「あ、コレがまとまったら、きっと良い特集になるな」と思い、基本GOサインを出しました。私のリクエストは、「詰め込みすぎなくていいから」と「僕にもわかるように教えて」です(笑)。2人の知識レベルは、私の2歩くらい先を走っているでしょう。僕だってもちろん「2歩くらい先の景色」は見たいけれど、「1歩先の景色」さえ見えているかわかりません。「2歩くらい先の景色」は、特集を読んでも「???」な可能性があります。だからこそ2人には一時的に2歩くらい後ろに下がり、私の世界の言葉で、2人が盛り上がっていることを教えてほしいのです。
とは言え、「好き」が仕事にできている2人は、頼もしい限りです。新しいYouTuberを発掘することも、EC上でのとあるプロモーションに「むむっ!?」って思うことも、全然ツラくなさそうです(笑)。私には、砂の中から針を探すようなコトなんですけれどね(笑)。「好きなことを死ぬほど頑張っている人たち」が増えるのは、世の中のみならず、組織、そしてビジネスを楽しくするのだと思います。
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