世界経済フォーラムのオンラインイベント「ダボス・アジェンダ」で、サステナビリティやESG(環境・社会・企業統治)の格付けランキングとして知られる「グローバル100」が発表された。「グローバル100」はカナダ・トロントを拠点にするメディアの「コーポレート・ナイツ(Corporate Knights)」が、「世界で最も持続可能な100社」をランキング形式で発表するもの。
アパレル企業でランクインしたのは2社で、トップはケリング(KERING)で全体の7位(前年23位)だった。次いで、アディダス(ADIDAS)が76位(前年55位)。
21年は全体で8080社、アパレル&アクセサリー部門では143社を対象に、リソースマネジメント、従業員マネジメント、財務管理、クリーンな収益と投資、およびサプライヤーの実績等の24項目の重要業績評価指標(KPI)が分析され、評価された。 ケリングは、「環境パフォーマンス」「クリーンな収益」「クリーンな投資」の項目で産業内で最高位にランク付けされた。また、「サステナビリティ指標と連動の報酬制度」(Sustainability Pay Link)では、さらに高い評価が与えられ、サステナビリティ活動の推進に関連する役員報酬についてのベストプラクティスで100%を獲得した。
そのほか、ビューティ企業でランクインしたのは、「イソップ(AESOP)」や「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」などを傘下に持つナチュラ(NATURA & CO HOLDING)が42位(前年30位)、ユニリーバ(UNILIEVER)が79位(前年46位)だった。