「夕陽がきれいな日は自然と近所の人たちが砂浜に集まるんです」。穏やかな笑顔で語るのは、鎌倉で家族と暮らすヨガインストラクターの渋木さやかさんだ。自宅から浜辺までは歩いてすぐ。5年前に東京から移住した鎌倉での生活を通じて、日常の中にある身近なサステナビリティを意識するようになったという。そんな渋木さんのライフスタイルやモノ選びの視点を教えてもらった。
ヨガを通して伝える
身近なものへの感謝の気持ち
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“現代女性の心と体に寄り添うヨガ”をコンセプトに、ヨガインストラクター・ヨガライフアドバイザーとして活躍する渋木さんは、ポーズや技術といった体を動かすことだけではないヨガの考え方や哲学を伝えている。「ヨガのクラスで出会う女性たちの心の悩みにも耳を傾けてきました。恋人、友人、家族、仕事、全ては人間関係の悩み。思い悩んでしまう人は多いと思います。問題が一気に解決するわけではないかもしれないけれど、身近な人やモノに改めて目を向けて感謝をすることで、隠れていた幸せが見つかることもある。そうした考えをヨガの教えや知恵を借りて伝えています」。それはサステナビリティに向き合う姿勢にも通じている。「『今日から地球に感謝しましょう』と言われても難しい。大きなことを掲げる前に、まずはできることを続けていけたらいいですよね。例えば、自分たちが出す排水やゴミが子どもたちの遊ぶこの海にダイレクトに影響するんだと思うと、選ぶ洗剤にも配慮するようになりました」。
古着を着たり、近所でのフリーマーケットを楽しんでいるという渋木さん。顔の見える農家の人から無農薬の野菜を買うことも多いという。「スーパーはもちろん便利ですが、地域の人と関わりを持つことや身近な環境に心配りをすることって、とても“豊かな“生き方だと感じています」。
心地よく高機能な
「サスティナレッチ」
素材のヨガウエア
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渋木さんのお気に入りのヨガウエアのひとつは、「サスティナレッチ」素材のもの。「サスティナレッチ」は、廃棄されるはずであった糸を原料として再利用した旭化成のリサイクルストレッチファイバー「ロイカEF」にリサイクルナイロンを組み合わせたサステナブルなストレッチ素材だ。生地を提供する旭化成アドバンスと、マッシュスタイルラボが展開する「エミ(EMMI)」との共同開発によって誕生した。「サスティナレッチ」素材を使用したブラトップやレギンスなどのアイテムは、UVカット、吸水速乾、接触冷感の機能を備えている。「さらさらと滑らかな肌触りとフィット感がいいですね。しっかりとした伸縮性は、どんなヨガの動きもサポートしてくれて動きやすい。優しいニュアンスカラーや女性らしいデザインにもときめきます」。
機能性やデザインに加えて「サスティナレッチ」素材の背景にも共感しているという。「かわいいというだけではなく、その奥にある生産過程や携わる人の思いを知ると、より心地よく感じられます。こうしたアイテムを知って選び取ることも、私のできるサステナブルなことのひとつですね」。
オンラインイベントが開催決定
ヨガインストラクター、そしてヨガライフアドバイザーとして、女性の自立をサポートする活動にも力を入れたいという渋木さん。「女性って、結婚や妊娠、出産、更年期などライフステージによって体だけではなく心も揺れ動きやすいと思うんです。状況や悩みは人それぞれですが、その人が『踏み出したい!』と思った時に背中を押せるような取り組みを仲間や友人たちと形にしていきたいですね」。今後の夢をそう教えてくれた。
3月7日には、中目黒のイエススタジオ(YES TOKYO STUDIO)で渋木さんと「エミ」の豊山YAMU陽子ディレクターによるライブ配信イベントが行われる。当日は2人の対談に加えて、渋木さんによるヨガレッスンを配信する。イベント詳細と事前申し込みはYES TOKYOの公式サイトから。配信は15時からを予定しており、参加費は無料だ。
MOVIE DIRECTION:NORICHIKA INOUE
MOVIE CAMERA:SHINJI YAGI
MOVIE PRODUCE:RYO MURAMATSU
HAIR & MAKEUP:YURIE TAKEDA
SPECIAL THANKS:VERY GOOD
旭化成 パフォーマンスプロダクツ事業本部
ロイカ事業部 ロイカ営業部 テキスタイル担当
06-7636-3547