インスタグラムを筆頭とするSNSの普及で、「憧れの人」「なりたい人」が細分化している。今は誰もが、それぞれの「なりたい人」を持っている時代。ならば、そんな身の回りの人を改めて知るべきではないか?そこで「WWDJAPAN.com」は、ソーシャルリレーション マーケティング事業を手がけるリデルの協力を得て、身近な新世代インフルエンサー名鑑を作成する。
今回は、デジタルの世界では魅力を伝えづらい「香水」を、男性視点でシチュエーションやなりたい人物像などを想起させながら香りを語り、多くのユーザーの支持を集めるケンティー香水学校。学生や社会人などの職業やともなうシーンに合わせて香水を紹介するほか、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などのアニメの登場人物、お風呂上りやデートなどのシチュエーション、ユーザーの描く人物像を香りに例えて紹介するケンティー香水学校には、香水を好きになった理由や、影響を受けたもの、今後の展望などパーソナルな質問が数多く寄せられた。全ての質問と回答を一挙に公開する(2021年2月8日の「WWDジャパン」には、彼が現在に至るまでの経緯や投稿のポイントなどについて聞いたインタビュー記事を掲載します)。
香水について
Q.1:香水に興味を持ったきっかけは?
A.1:香りを人に伝えたとき、喜んでくれて幸福感を感じたことがきっかけです。気付いたときには没頭していました。そして好きな香りを追求し、人への伝え方を考えながら発信していく過程や、フレグランスセールススペシャリストの資格を取得したことで、より深い知識を得ることができました。
Q.2:初めて買った香水は?
A.2:「ダビドフ(DAVIDOFF)」の“クールウォーター”です。
Q.3:香水の保管方法を知りたい。
A.3:3段ボックスに収納しています。ポイントは香水の蓋を閉めること、直射日光を避けること、涼しい場所に保存することです、一時期、香水を部屋の窓辺に置いて飾っていたのですが、色と香りが変色し、使い物にならなくなった経験があるので、気をつけてください!
Q.4:どんな香水が女の子におススメ?
A.4:僕は「その香水をつけてどうなりたいのか?」が大切だと考えているので、一度自分の心の声に耳を傾けてみてください。香水に慣れていない方は、比較的に馴染みがあるシトラスやサボン、フローラル、ホワイトムスク、フルーティー系などの香りが使いやすいと思います。香水に慣れて自分の見せ方を理解している方なら、高級感やセクシーさなど個性と魅力を引き立てるシプレやオリエンタル、スパイシー、ウッディ、パウダリー、グルマン系などの香りがおススメです。
Q.5:ケンティーさんにとって香水とは?
A.5:僕の人生に大きな影響を与えてくれました。自分の魅力を引き上げる武器であり、人を幸せにする素敵なものだと考えています。
影響を受けたものや今後の目標について
Q.6:一番好評だった投稿は?
A.6:紅茶の香りの香水紹介です。コストパフォーマンスを重視して選んだ香水で、多くのユーザーにリーチできました。
Q.7:ストレス発散法は?
A.7:筋トレやサウナ、瞑想、散歩などです。
Q.8:香水を付け始めて周囲からの印象はどう変わった?
A.8:清潔感が出るようになりました。毎回、香りで自分の印象を変えているので、第一印象としては「いい匂いがしそう」とよく言われます。
Q.9:お気に入りのファッションブランドは?
A.9:「ユニクロ(UNIQLO)」一択です。
Q.10:動画はどうやって編集していますか?コツは?
A.10:動画編集アプリの「インショット」を使用しています。コツは、見ている人がどう感じるかをイメージして作ることです。例えば、配色や文字の統一感、わかりやすい言い回し、テンポの良さなど仮説を立ててから、たくさん検証をする。この繰り返しです。
Q.11:野球部時代の思い出は?
A.11:たくさんの失敗と小さな成功体験を得たことです。振り返ったときになぜダメだったのか気づくきっかけをくれましたし、なぜ上手くいったのかも肌で感じることができました。また、考え方や行動を学ぶことができたと共に強靭なメンタルも手に入れました。ダメだった頃と現在を比べて、成長できたことは僕の財産です。
Q.12:今の自分を構成しているもの、影響を受けたものは?
A.12:リベラルアーツ大学、野球部で過ごした時間、周りの仲良くしてもらっている人たちです。IT会社の社長と有志が情報を発信するウェブサイトのリベラルアーツ大学では、「賢く生きていく具体的な方法」を学びました。野球部で過ごした時間では、「根性」「経験」「考え方」、仲良くしてもらっている人たちからは、「幸せな時間」と「新たな発見」を得ています。
Q.13:今後の目標は?
A.13:“自分に合う香りを見つける場所”をテーマに、閲覧するだけで香水の全てを知ることできるサイトを構築したいです。その後、香りを起点にファッションや音楽などのジャンルを掛け合わせて、自分の求める未来像に近づけるメディアを作りたいと考えています。