香りの巨匠と称えられる「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」から、新作フレグランス“デクループールユンヌプリュール/釘の果実”(100mL、1万3000円)が2月21日に登場する(セルジュ・ルタンス 銀座では2月1日から先行販売中)。ブランドが抱える5つのラインのうち、みずみずしさと礼節への称賛が込められた“コレクションポリテス”ラインからの新作だ。
“デクループールユンヌプリュール(DES CLOUS POUR UNE PELURE)”の“Pelure”は“皮”、“Clous”は“釘”を意味する。オレンジピールとクローブを“皮”と“釘”に例え、オレンジの果皮に刺さるクローブのスパイシーで爽快なノートを描いている。釘と比喩的に用いたのは、この香りがルタンスにとって身近で無性に愛しい存在だから。澄みきった透明感と煌びやかな輝きを放つ香りを表現するのに用いたのは、目の覚めるような鮮やかなエメラルドグリーンのジュースだ。
また、同日には新作に加え、“コレクションポリテス”から5つ香りがミニサイズで試せる“トラベルディスカバリーセット(7.5mL×5本、1万3000円)を発売する。“デクループールユンヌプリュール/釘の果実“のほか、“フルールドゥシトロニエ/レモンの花”はレモンの花の周りに満ちる水をイメージし、レモンの花やジャスミン、ホワイトムスクのブレンドがそよ風のように柔らかく香る。“サンタルブラン/白檀”はサンダルウッド(白檀)やピンクペッパー、アンジェリカ根を用い、一点の曇りもない透明感のあるスパイシーな香りだ。“ローダルモアーズ/ヨモギ”はヨモギの葉を手に摘み擦り合わせた瞬間に漂うみずみずしい香りで、モロッコのヨモギやベルガモット、イモーテルフラワーを用いている。最後に“グリクレール/淡いグレー”はモロッコの乾いた大地でたくましく咲くグレーのラベンダーをイメージし、ラベンダーやローズマリー、トンカ豆のブレンドが空気のようにふんわりと身を包む。5つのアトマイザーをキットにし、どこでも手軽に“コレクションポリテス”の香りを楽しめるようなセットだ。
セルジュ・ルタンス 銀座
03-5537-7813