ポーラ・オルビスホールディングス(以下、ポーラ・オルビスHD)は2月12日、パーソナライズサプリメント「フジミ(FUJIMI)」を展開するトリコ(東京、花房香那社長)の全株式を取得し子会社化すると発表した。同日付で株式譲渡契約を締結し、発行済み株式数の88.94%にあたる1万6100株を33億2200万円で取得する。
トリコは2018年設立のベンチャー企業で、サプリメントやフェイスマスクをカスタマイズしてサブスクリプション(定期購入)形式で提供するD2Cブランド「フジミ」を展開。ポーラ・オルビスHDのコーポレートベンチャーキャピタル事業の投資先であり、今回の株式取得以前にも発行済み株式の10.56%にあたる1900株を保有していた。
ポーラ・オルビスHDは、「フジミ」のウェブサイト上で約20個の設問の回答を基に美容診断結果と商品を販売するサービスの優位性を高く評価。トリコの直近の月商は、約2億円と急成長を遂げている。ポーラ・オルビスグループ傘下入りにより、研究開発技術やエビデンス(科学的根拠)活用、生産・物流面でシナジーを期待でき、成長をより加速できるとの考えが両社で一致した。
なお、本株式譲渡に伴うポーラ・オルビスHD連結業績に与える影響については精査中としている。