ファッション

ヒットユニオン傘下の英フレッドペリーが「ジョージコックス」を買収

 ヒットユニオン(東京都、田辺圭二社長)はこのほど、傘下の英フレッドペリー(FRED PERRY)を通じて、英国のシューズブランド「ジョージコックス(GEORGE COX)」を運営するジョージコックスの株式を100%取得した。今後、日本における代理店機能もヒットユニオンに集約される。

 リチャード・ギルモア(Richard Gilmore)=フレッドペリー・マネジングディレクターは、「2つの英国ブランドは長年協業関係にあり、いずれもサブカルチャーに深く根差している。今回の買収は長期的な投資であり、われわれが持つデジタルの専門知識とニッチなグローバル流通ネットワークにより、『ジョージコックス』をエキサイティングで、かつ新しい成功に導けると信じている」と話す。

 「ジョージコックス」は1906年、靴作りの聖地である英国・ノーサンプトンで創業。同ブランドによるラバーソールは、50年代から70年代にかけてパンクスやロックミュージシャンに愛され、ファッションアイコンとしても広まった。現在の日本での中心価格帯は5万円前後だ。

 ヒットユニオンは、1949年に福井県で創業した田辺莫大小(メリヤス)製作所の企画・販売部門を分離・独立させる形で69年に誕生。自社ブランド「ジャックマン(JACKMAN)」などを手掛けるかたわら、1995年に「フレッドペリー」、2013年に「ラベンハム(LAVENHAM)」を買収。国内では2016年に自転車ファッションの先駆け的ブランド「ナリフリ(NARIFURI)」、18年に帽子ブランド「カシラ(CA4LA)」を手掛けるウィーブトシを傘下に収めた。売上高は283億円(19年6月期/20年から決算期を12月に変更)。

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