ファッション

松屋銀座本店が紳士フロアを改装 ウィズコロナ時代に対応

 松屋銀座本店は、2月23日に5階紳士フロアをリニューアルし、カジュアルウエアの3ブランドの取り扱いとアクティブスーツのパターンオーダーを開始する。

 新たに取り扱うブランドの1つ、「單農(DAN NONG)」は中国・広州発のカジュアルブランドで2020年1月に海外初の店舗を東京・青山にオープンした。使用する素材の60%は、和紙を織り込んだ生地、注染、有松絞りなど日本産。他にも中国産のシルクやカシミヤを使用し、長く着続けられるアイテムをテーマにしている。

 加えて「ジョゼフ(JOSEPH)」、ゴルフテイストを取り入れた日本のカジュアルブランド「トヴホ プラス スタッツ(TOVHO + STATS)」の取り扱いも始める。

 松屋銀座が運営するスーツショップ「アトリエメイド」では、パターンオーダーのサービスにアクティブスーツを追加する。伸縮する生地、ウエストゴムのパンツを使用し、動きやすさと着心地を実現した。肩パットなどの副資材なども取り除き窮屈さを改善しながら、フォーマルな仕立ては残した。値段はポリエステルで5万5000円、ウールとウールポリエステル混合で6万6000円だ。

 コロナ禍で働く男性の必需品であったスーツやスーツケースなどの需要が減り、紳士フロアの売り上げが前年比3割以上減少。リニューアルで着心地と“きちんと感”を両立したアイテムを増やし、“ウィズコロナ時代”のニーズに対応することが目的だ。

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