長野県立美術館(旧長野県信濃美術館)は、ファッションブランド「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI、以下マメ)」の黒河内真衣子が手掛けた新たなスタッフユニホームを発表した。4月1日から新築オープンする本館と東山魁夷館のスタッフが着用する。
新ユニホームは美術館を取り囲む雄大な自然と、この地を愛した日本画家の東山魁夷が描いた深いブルーが着想源になった。「マメ」が得意とするアールカッティングのドレスと、ダブルブレストのノーカラージャケットのセットアップで、スカーフには長野県の県花であるリンドウを刺しゅうした。
6月19日〜8月15日には「マメ」設立10周年を記念した展覧会「10 マメ クロゴウチ(10 Mame Kurogouchi)」が長野県立美術館で開かれる。同ブランドが美術館で単独の展覧会を開催するのは今回が初。黒河内デザイナーは長野県出身で、自身のルーツとなる場所で10年間の創作の旅路を紹介する。展示ではデザイナーの日記をはじめ、着想源となったモノや写真、テキスト、テキスタイル、コレクションアーカイブなどを並べる。また展覧会に合わせた作品集を刊行予定で、“読む展覧会”としてテキストと写真を中心に構成する予定だ。
■10 Mame Kurogouchi
会期:6月19日〜8月15日
会場:長野県立美術館 展示室 3
住所:長野県長野市箱清水1-4-4
観覧料:一般500円、高校生以下無料