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パルコ、津田沼店と新所沢店の営業終了を発表 郊外ターミナル消費の象徴

 パルコは24日、津田沼店(千葉県)と新所沢店(埼玉県)の営業を終了すると発表した。津田沼店は2023年2月末で、新所沢店は24年2月末で、終了する。

 津田沼店の開業は1977年7月。前年の76年開業の千葉パルコに続く、郊外エリアへの出店の先駆けとなった店舗だ。津田沼駅周辺はその後、イトーヨーカ堂、丸井、ダイエーなどの流通大手がにらみ合う「津田沼戦争」が勃発するなど、当時の郊外ターミナルを象徴するエリアだった。ただ、近年は売り上げの減少が続いており、ファッションビルとしてはいち早く「ジーユー」を導入するなどテコ入れを進めていたが、津田沼パルコの直近の取扱高は4万8000平方メートルに対し、119億円(20年2月期)まで落ち込んでいた。建物の賃貸借契約の満了時期を踏まえ、2月末で営業を終了する。パルコは2016年に千葉店も閉店しており、津田沼店の撤退で、千葉県からは姿を消す。

 新所沢店は1983年開業で、現在の店舗面積は3万9000平方メートル、直近の取扱高は100億円(20年2月期)だった。周辺のエリアでは新規SCの開業・増床が続いており、建物も開業で約40年を経過しており、設備投資負担も思いことから営業終了を決めた。

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