ファッション

テイメンが閉店、61年の歴史に幕 セレクトショップの先駆け

 帝人グループのテイジンアソシアリテイル(東京都、丸山浩之社長)は、“テイメン”の愛称で親しまれた「テイジンメンズショップ」の銀座本店を3月28日に閉店する。これに先駆けて3月3日には千葉県市川市のニッケコルトンプラザ内にある店舗も閉め、実店舗が消滅する。全国に13店舗あるアウトレット業態の「テイジンメンズショップ ラック」も、3月末までに全て閉店する。

 「テイジンメンズショップ」銀座本店は、1960年に銀座4丁目の晴海通り沿いにオープン。アイビーの象徴的ブランドである「ヴァン(VAN)」をメインで扱い、66年に飲食店の「スナック ヴァン」を2階に開いたことで、“街のアイビーリーガース”の総本山となった。英国ブランド「バラクータ(BARACUTA)」のスイングトップ“G9”や「ジョン スメドレー(JOHN SMEDLEY)」のニットウエア、米国の靴ブランド「ジー・エイチ・バス(G.H.BASS)」のローファーなど、同店が日本に広めたブランドは多い。

 なおテイジンアソシアリテイルは、運営するウィメンズの「ディアプレ」(全2店舗)、生活雑貨を扱う「セサミ」(全4店舗)および「セサミプラス」(全1店舗)、インテリアショップの「インテリアート」(全2店舗)も3月末までに閉店する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“カワイイ”エボリューション! 2026年春夏ウィメンズリアルトレンド特集

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。