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画像追加:「エルメス」表参道店が28日にオープン 街の歴史を刻んだ石垣を生かしたファサード

 エルメス(HERMES)は2月28日、東京・表参道に新たな路面店をオープンする。東京での路面店新規オープンは銀座店以来の20年ぶりとなる。2層からなる同店は売り場面積488㎡で、設計はパリの建築設計事務所RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール社)が手がけた。エルメスは店舗デザインにその土地・街の個性を反映するのが常で、同店は今年100年目を迎える明治神宮の表参道の景観と呼応するデザインとなっている。特にファサードが特徴的で、昔に土留めとして築かれた石垣をそのまま生かし、竹林に見立てたコッパーカラーカラーのステンレス製の柵で囲っている。

 ウィメンズとメンズのスカーフや香水、アクセサリー、ホームコレクション、バッグなどの革小物やシューズ、ジュエリー、ウォッチ、ホームコレクション、プレタポルテ、そして馬具など取り扱いアイテムの幅は広いがそれらのコーナーを厳密に区分することなく有機的につなげることで売り場然とはさせず、友人家を訪れたようなリラックスした空間を生み出している。

 開放感ある店内にリズムを生んでいるのは、床や壁に用いたこだわりの建材やインテリアで、木の羽目板や竹の寄木細工で覆われてゆるやかなカーブの壁、日本の畳をイメージして2種類のグリーンの石を施した床、森の苔を思わせる色合いのラグなどが目に優しい。また、随所にアートが飾られおり、階段の吹き抜けには竹工芸作家の本田聖流の作品を、1階にはフランス人アーティスト、フランソワ・ウータンによるドローイングを飾っている。

 オープンを記念したアイテムも数多く販売し、京森康平によるスカーフ“デュオ・コスミック”や、エルメスのスペシャルオーダー部門が発表した木製の自転車、ヤン・バイトリクがデザインしたサーフボードやスケートボード、野村大輔が手掛けた“メガ・シャリオ”の限定カシミヤシルクのスカーフやネクタイなど実用とアートを融合したアイテムを数多く取り扱う。

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