中でも注目はコスメで、改装前は約25㎡だったコスメ関連スペースを、6倍となる約150㎡に増床。デイリーな男の身だしなみを提案する“メンズビューティーゾーン”として、30ブランド以上の豊富なラインアップをそろえた。
新規導入ブランドは「アッカカッパ(ACCA KAPPA)」「ウォーペイント(WAR PAINT.)」「コスメキッチン」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「パルル モア ドゥ パルファム(PARLE MOI DE PARFUM)」「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM×THREE)」「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」のほか、男性向け美容通販サイト“ドレスキン”など。「ラインアップが豊富なため何を選べばよいか分からない」というお客のため、専門
販売員が商品選びをサポートする。
3月5日には同フロアにバーバーもオープン。基本の理容メニューに加え、ヘッドスパやフェイシャルマッサージ、さらにはネイルケアやレディースシェービングまで提供する予定だ。
リニューアルの動機について、そごう・西武の坂井岳リーシング本部 リーシング一部 ファッション担当は「オンライン会議の増加で自分の顔を見る機会が増えたことで、男性用コスメのニーズが拡大している。この動きを受けて、モニターに映る胸から上を中心とした顔周りの身だしなみを提案する売り場の必要性を感じた」と話す。
“メンズビューティーゾーン”では、コスメ売り場に隣接して金子眼鏡店やワイシャツ売り場を配置。“モニターに映る胸から上を中心とした顔周りの身だしなみを提案する”というコンセプトを明確に打ち出している。
なお“メンズビューティーゾーン”以外では、「コロナ禍でも好調」(坂井氏)というゴルフウエアや、タウンユースできるアウトドアファッションを集積した売り場を設置。密集や密接を避けられるシーンでの楽しみ方を提案することで、コロナ禍で変化した男性の生活様式をサポートする。