ファッション

「エルメス」模倣品の製造販売で元従業員を含む23人に実刑判決

 「エルメス(HERMES)」の模倣品を製造販売したとして、パリの裁判所は元従業員を含む23人に実刑を言い渡し、「エルメス」が被った損害額を1040万ユーロ(約13億2000万円)と算定した。フランス通信社が報じた。

 この集団の首謀者で、香港にある密造工場の責任者とみられる人物(41歳)には、禁固6年、罰金150万ユーロ(約1億9000万円)が言い渡された。また、主要なサプライヤーと認定された66歳は、禁固4年と罰金40万ユーロ(約5080万円)の罰金が言い渡された。

 2008年から12年の間に、フランスと香港の工場で模倣品のハンドバッグ400個が密造されたほか、800個が「エルメス」の従業員が個人で使用することを条件にマイバッグを作ることができる設備で製作されたという。また、数百個に及ぶ“バーキン(BIRKIN)”の模倣品がフランスで販売された。

 「エルメス」の模倣品をめぐっては、20年にも元従業員を含む10人に実刑が言い渡されている。

HERMES x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。