2021年春夏のスキンケアは、新型コロナウイルスの影響で増える肌トラブルに対応するアイテムが目立った。マスク着用による“マスクネ(マスク+アクネの造語)”や“マスク荒れ”に加え、ストレスや生活習慣の乱れなどで肌の不調を訴える人が増えている。今季は、そんなニューノーマルの肌ニーズに応えるアイテムが目白押しだ。中でも特筆すべきは、“低刺激”や“敏感肌向け”の処方。自分の肌を敏感に感じる人はウィズコロナ時代に増えている一方で、高い機能性や効果実感を求めるニーズは依然としてある。そのため、低刺激処方でありながら機能も妥協しない製品が続出している。そんな新たな肌ニーズにアプローチした新製品から、編集部注目のアイテムをピックアップする。(この記事は「WWDジャパン」2021年2月15日号からの抜粋です)
【TREND 1】
敏感な肌でも安心して使える低刺激処方
マスクの着用により肌は長時間高温多湿な環境にさらされ、雑菌も繁殖しやすい。また肌とこすれることにより生じる摩擦も刺激の一因に。一方でマスクを外すと肌表面の水分が一気に蒸発して乾燥を招き、さまざまなトラブルを起こしうる。今季はそんなバリア機能が低下した敏感な肌にアプローチした低刺激処方のアイテムが続々登場する。
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