フリマアプリの「メルカリ(MERCARI)」は、越境EC支援サービスのビーノス(BEENOS)と協業し、中国最大手ECのアリババグループのECサイト「タオバオ(淘宝)」とフリマアプリ「シェンユー(閑魚)」との業務提携を締結した。「シェンユー」が日本企業と連携するのは今回が初めて。
ビーノスは、「メルカリ」の一部の商品を「タオバオ」や「シェンユー」に流通させることで、同社が掲げるグローバルプラットフォームをさらに強化し、国境を越えた新しい市場の創造を目指す。システム開発、代理購入、海外発送、お問合せ対応などのサポートも全て行う。中国では、日本人の物を大切に扱うというイメージから商品への信頼性が高く、アニメ関連のフィギュアやカードなどが人気を集めている。
メルカリは2019年11月に、ビーノスの完全子会社が運営する越境ECサポートの代理購入サービス「バイイー(BUYEE)」との連携を開始し、100カ国以上からの商品購入が可能となった。20年8月にはアジア圏での販売強化のため、「ショッピー タイワン(蝦皮購物)」への出店サポートも開始するなど、積極的に販路拡大を行う。