「ユニクロ(UNIQLO)」は、デザイナーのジル・サンダー(Jil Sander)氏との協業ライン「+J」の2021年春夏コレクションを3月19日に発売すると発表した。併せて、ウィメンズ37型、メンズ25型の全商品ラインアップも公開。国内ではフルラインアップは全国55店とECで販売し、Tシャツとポロシャツ各1型については全店で扱う。
今季も無駄を削ぎ落し、シルエットの美しさを追求したソリッドなアイテムがそろう。カラーパレットは“北欧の光”からのイメージ。インディゴや墨色、グレー、アイボリー、カーキなどに、アイシーなピンクやパープルを差す。20-21年秋冬に打ち出していたカシミヤ混素材に代えて、春夏はシルクやシルク混、スーピマ綿などの「厳選した」天然素材を使用した。
ウィメンズは、定評のあるシャツ13型(3990円~4990円。総シルクのシャツは9990円)や、Aラインシルエットのシルク混素材のブルゾン(1万9900円)、シルク混のシックなサックドレス(1万2900円)、セルビッジのストレートジーンズ(5990円)などで構成。加えて、リラックス感のあるスエットのパーカやプルオーバー、パンツ(各3990~4990円)や、Tシャツ類(1500~1990円)も充実している点がポイント。
メンズのシャツ類は16型(3990~5990円)で、ベーシックなボタンダウンタイプに加え、開襟シャツやアウター代わりになるデザインもそろう。アウターはテーラードジャケット(1万4900~1万900円)やジップアップブルゾン(9990円)、マウンテンパーカ(1万2900円)、オーバーサイズのフード付きステンカラーコート(1万4900円)など。ウィメンズ同様、スエット類(3990~4990円)やTシャツ(1500~1990円)も充実しており、ポロシャツ(2990~5990円)も企画した。
「+J」は09年10月1日の「ユニクロ」パリ・オペラ旗艦店オープンに合わせてスタート。11年秋冬まで5シーズン継続して販売した後、休止していた。昨年11月13日に9年振りに発売すると、店舗には開店前から行列ができ、一部では店内が込みすぎて備品が壊れるなどのケースも出ていた。