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「ボタニスト」がサステナブルなブランドへと進化 スタンダードラインを初フルリニューアル

 アイエヌイー(I-NE)が展開するボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」は、スタンダードライン「ボタニカルシャンプー・トリートメント」(全10品、各1400円)をフルリニューアルし、3月12日に全国のバラエティーショップとドラッグストアで発売する。スタンダードラインの刷新は2015年のブランド誕生以来初めて。

 スタンダードラインは髪の悩みに合わせて選べるモイスト、スムース、ダメージケア、スカルプクレンズ、バウンシーボリュームの5種をラインアップ。ボタニカルマイクロプロテインやホワイトバーチウォーターなど、約30万種の植物の中から厳選した植物由来成分を配合し、ブランド史上最高の指通りを実現した。

 パッケージは石油由来のプラスチックから、環境負担の少ないサトウキビ由来のバイオマスプラスチック容器に変更する。ブランド担当者は「ビーガンラインやプレミアムラインでは、先んじてバイオマスプラスチック容器を採用していた。今回1番人気のスタンダードラインの容器を変更することで、さらにクリーンでサステナブルなブランドへと舵を切る」とコメント。新たに発売する製品やほかのラインに関しても、今後は環境に配慮した容器の採用や変更を検討しているという。またボトルデザインも一新。ブランドのイメージとして定着している白と黒のロゴはそのままに、ボトルに丸みを出すことで詰め替え時の洗いやすさや乾きやすさも追求した。

 「ボタニスト」はSDGsが掲げる「12 つくる責任使う責任」「13 気候変動に具体的な対策を」「15 陸の豊かさを守ろう」への取り組みを推進する。今回のフルリニューアルによって、「12 つくる責任使う責任」では、繰り替えし同じボトルを使用できるデザインを追求しより長く愛されるボトルを提案。「13 気候変動に具体的な対策を」では、バイオマスプラステイック素材の採用によってCO2の総排出量をおさえる。また「15 陸の豊かさを守ろう」に関しては、北海道美幌町で「ボタニストの森」作りを開始する。森林保全団体more treesを通じて、伐採跡地に複数の樹種を植林し、多様性のある森に戻すための活動を進める。「ボタニスト」を購入すると植林支援に参加できる取り組みで、スタンダードラインで採用しているホワイトバーチウォーターを採取できる白樺も植林する予定だ。

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