コロナ下での入社で営業時間や練習時間が減って、「スタイリストデビューが遅れてしまうのではないか」と心配する美容学生の声を聞くことも多い。そこで「アッシュ(Ash)」「ベル(Belle)」「シャチュー(SHACHU)」の3サロンに、2020年入社のスタッフのスタイリストデビューに向けたカリキュラムの進み具合や、コロナ下での新人教育の変化を聞いた。(この記事は月刊WWDビューティ2021年2月号からの抜粋です)
Ash
教育動画を制作する過程で
カリキュラムが体系的に進化
「アッシュ」では、昨年4月10日から全店舗をクローズしたので、“1年生がいきなり誰とも会えなくなる”という事態に陥った。「『どうにかしないと』という思いから、シャンプーのノウハウをスマホで動画撮影して1年生に向けて配信した。これで身につくのかと半信半疑だったが、営業再開後に1年生の手技をチェックしてみると、そこそこマスターしており、『動画を生かせば、対面での講習の代わりになるのでは』というムードになった」と長町真樹「アッシュ」教育部 部長は話す。
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