「ジバンシィ(GIVENCHY)」が、メンズとウィメンズの2021-22年秋冬コレクションを3月7日にデジタルで発表しました。マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)=クリエイティブ・ディレクターのデビューシーズンとなった前季はルック写真の公開のみだったため、映像で披露したのは初です。内容は、パリ郊外の大きなスタジアムで撮影されたランウエイショーでした。マシューは「精密さ、優雅さ、ぜいたくさと共に現実味のあるリアルな服を作りたかった」という思いのもと、実用性とぜいたく感、快適性とプロテクト感を軸にして制作に取り組んでいます。ルックでは武装するようにレイヤーを重ね、グローブやネックウオーマーで体をプロテクトし、合成ゴムの未来的なシューズで足を完全に覆っています。そこに合わせるのが、ゴツいチェーンや南京錠がついたアクセサリーです。
展示会場では、メンズのバッグが豊富に並んでいました。消防士のユニフォームやバッグから着想を得てデザインしたという数種類の新型バックパックは、実用性を重視した作りとのこと。ファーのキャップやバンダナが付いたハットもメンズアイテムでした。ウィメンズは、マシューが再解釈したアイコンバッグ“アンティゴナ”の素材や色違いがラインナップ。ほかにもミニバッグのカラーバリエーションを増やし、クラシックなショルダーバッグも登場しました。ショルダーストラップは、ジュエリーのようなチェーンか、安定感のあるレザーかを選ぶことができます。“V”の形状が印象的なハンドバッグ“カットアウト”はユニセックスでの提案です。ブランドの頭文字“G”をいくつも重ねたチェーンはマシュー得意のアイテムで、ネックレスやチョーカー、ピアスと存在感のあるジュエリーが豊富にそろいます。ちなみに、チェーンや南京錠、バッグに付いたバックルは結構重さがありました。個人的には、”G”の文字を半分に切ったクラッチバッグに心惹かれました。オブジェのように自宅に飾れたら、最高のぜいたくです!