ビジネス

鏡の中のトレーナーと自宅で24時間オンラインフィットネス ヤギがへルスケア事業をパワーアップ

 繊維商社のヤギは、東京都や神奈川県でフィットネスクラブ「ワンサードフィットネス(ONE THIRD FITNESS)」の運営などを手掛けるワンサードレジデンス(ONE THIRD RESIDENCE)と「フィットネスミラー(FITNESS MIRROR)」事業における販売代理店契約を締結した。

 ワンサードレジデンスが開発した「フィットネスミラー」はミラー型のオンライントレーニング用デバイスで、鏡に映った自分の姿をモニターしながら、鏡の中のトレーナーの指示に従ってトレーニングできるというもの。筋力トレーニング、ヨガ、ピラティス、ダンス、ボクササイズなど多くのコンテンツが収録されており、「ワンサードフィットネス」の全店舗に導入されている。仕事や家事が忙しくてジムに通えない人、コロナ禍のステイホームにおけるオンライントレーニングなどの需要に対応する。価格は、月額1万2000円(24回分割プラン)など。

 ヤギのグループ会社でフィットネスブランドの販売やパーソナル健康管理アプリ開発などを手掛けるドリーム ボックス(DREAM BOX)との戦略的パートナーシップにより、「フィットネスミラー」を法人、個人に対して販売、レンタルの事業を展開するほか、新しいサービスやコンテンツの共同開発、イベントの開催も計画している。

 ヤギは先の中期経営計画で“新領域への挑戦”を掲げ、積極的なM&A(合併と買収)により繊維事業だけではなく異分野へ業容を拡大してきた。その1つが、2019年に全株式を取得してグループ会社化したドリーム ボックスだ。同社は、EMS(筋電気刺激)テクノロジーを取り入れた家庭用トレーニングウエア「アクティブ(ACTIVE)」などを手掛けており、ワンサードレジデンスとの相乗効果でウエルネス、ヘルスケア事業をパワーアップさせる考えだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。