ファッション

世界屈指のビンテージコレクターと協業したデニムウエアの無在庫販売ビジネスモデル

 Saleem Japan(東京都、島田浩司代表)は、パキスタン出身でタイ在住の世界的ビンテージコレクターであるサリーム・ガンチ(Saleem Ghanchi)とパートナーシップを結び、彼のコレクションを生かした体験型集客・無在庫販売ビジネスモデル「サリーム・プレゼンテーション」をスタートさせる。3月10、11日の2日間、東京・赤坂で初の展示会を開催している。

 「サリーム・プレゼンテーション」では、ガンチが所有するコレクションを参考にサイズサンプルを製作し、貴重なビンテージと共に展示する。オーダーを受けたら国内で生産し、約2カ月で納品する。第1弾として用意したのはジーンズ2型(各10万円)、デニムジャケット1型(15万円)だ。1型50枚から受注生産する。リプロダクションに使うのはデニム生地メーカー大手のカイハラの生地で、2022年にはカイハラと協業して、「サリーム・プレゼンテーション」オリジナルの生地を製作するという。

 サイズサンプルを見たガンチは、「予想以上にできが良い。ファッションアイテムとしては100点満点だ」と話し、「私のビンテージコレクションは、現在バンコクにミュージアムを建設中なほど豊富だ。これらを『サリーム・プレゼンテーション』でどんどん活用してほしい」と続けた。

 Saleem Japanは2020年7月に設立した合同会社。「サリーム・プレゼンテーション」の運用に加えて、ガンチのマネジメント業なども行う予定だという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。