レディー・ガガ(Lady Gaga)は3月9日、グッチ(GUCCI)の創業者一族の争いを描いた待望の映画「House of Gucci(原題)」のファーストルックを、自身のインスタグラム(INSTAGRAM)で公開した。
リドリー・スコット(Ridley Scott)が監督を務めた同作では、グッチ創業者のグッチオ・グッチ(Guccio Cucci)の孫にあたるマウリツィオ・グッチ(Maurizio Gucci)の暗殺事件が起きた1980年代後半から90年代初頭にかけての実話を映画化している。ガガはアダム・ドライバー(Adam Driver)演じるマウリツィオ・グッチの元妻であるパトリツィア・レッジアーニ(Patrizia Reggiani)を演じており、2019年11月に出演が報じられていた。そのほかのキャストにはアル・パチーノ(Al Pacino)、ジャレッド・レト(Jared Leto)、ジェレミー・アイアンズ(Jeremy Irons)が名を連ねており、劇場初公開は11月24日に予定されている。
ガガがインスタグラムに投稿した写真には、雪景色を背景に80年代風のスキーウエアに身を包んだガガとドライバーが写っており、イタリア語で“Signore e Signora Gucci.(グッチ夫妻)”とキャプションが付けられている。
レッジアーニは1990年代に元夫を暗殺するための殺し屋を雇ったとして裁判にかけられ、有罪判決を受けたことで悪名を轟かせた。95年にミラノのグッチのオフィス外で暗殺者によって射殺されたマウリツィオは、グッチ一族最後の経営者であり、暗殺の2年前に会長職を辞任して株式の50%を売却していた。レッジアーニは殺人の罪で刑務所に16年間服役し、2016年に釈放されている。