アルビオンは、容器メーカーの紀伊産業と合成樹脂メーカーのベルポリエステルプロダクツと連携し、環境配慮と高品質、美しさを兼ね備えた新容器の開発に成功した。新容器を「アルビオン(ALBION)」の“アンフィネス ダーマ パンプ ローション”“アンフィネスホワイト ホワイトニング パンプ ローション”に採用する。
アルビオンは1956年の創業以来、高級化粧品メーカーとして、商品の中身はもちろん、パッケージにおいても高級品にふさわしいデザイン設計、品質を追求した容器開発に取り組む。今回、2社と連携した研究開発により、“アンフィネス”の容器を進化することに成功した。
“アンフィネス”は、これまで容器の繊細なフォルムを実現させるために一般的な容器製法では十分な品質を保つことができず、成形に通常よりも時間を要するという課題があった。また環境に配慮したモノ作りに取り組む中で、従来のバイオマスプラスチックではこだわりのデザインを踏襲しながら外観や強度等の品質を保つことは困難だった。
そこで、原料、成形、品質のそれぞれに関し3社で研究開発を推進。その結果、より美しく高い強度品質を備え、かつプラスチック原料のおよそ3割を、石油由来から植物由来へ置き換えることが可能となった。また、成形時間の短縮も実現し、材料面と容器製造面の双方から環境に配慮した“アンフィネス”のボトルを作り上げた。
今後、そのほかの製品についても順次、新容器に切り替える予定だ。