ファッション

「ヴィクター&ロルフ」2015-16年秋冬オートクチュール・コレクション

REPORT

着て飾って楽しむ“ウエアラブル・アート”

プレタポルテのビジネスを先シーズンで終了し、今季からオートクチュールでの発表に専念する「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」。“ファッション・アーチスト”を自認する、ヴィクター・ホルスティンとロルフ・スノエレンは、着て飾った楽しむ“ウエアラブル・アート”を提案した。

額縁付きの服は、脱いで広げれば絵画になる。実際、ランウエイでもモデルが脱いだ服をホルスティンとスノエレンが壁に飾り付けてショーを完結させた。額縁は布製で、オランダ黄金時代の絵画をベースにしたアクションプリントの柄はジャカードで織られているなど、あくまで着ることを前提に作られた服であるところがポイントだ。刺しゅうやアップリケなど服作りの技術でアートを形成している。

帰宅して服を脱いだら壁に飾る。そんな生活があってもいいかもしれない。ふとそんなことを考えさせる時点で2人の取り組みは成功だろう。なおショー終了後は、今季もボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館への寄贈が決まっている。

LOOK

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“カワイイ”エボリューション! 2026年春夏ウィメンズリアルトレンド特集

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。