ファッション

「N.ハリウッド」尾花大輔は20年目でも「変わることが楽しい」 最新コレクションを気鋭写真家に委ねた真意

 「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は、2021-22年秋冬コレクションの映像を発表した。シーズンによってムードを変えるコレクションラインは前シーズンから一時休止しているため、今回の映像にはフォーマルが軸の“コンパイル(COMPILE)”が登場した。新作をまとった松野及知と伊藤龍平による独特なパフォーマンスをはじめ、小西遼によるストーリー性のある音楽、小山田考司の深みのあるレイヤードスタイリングなど、クリエイターたちの感性が凝縮した約25分間にも及ぶ大作だ。映像であれ、ランウエイショーであれ、ブランドにとって新たなコレクションを世に出す表現は最も大切な工程の一つである。これまでは当然、同ブランドを率いる尾花大輔デザイナーが指揮してきた。しかし今回の映像やルック写真はフォトグラファーの岩澤高雄が全面的にディレクションしており、尾花デザイナーはほぼ関与していないという。この異例ともいえる取り組みの真意を撮影現場で聞いた。背景には、ブランド設立から20年目を迎えた心境の変化があった。

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