ビューティ
連載 齋藤薫のビューティ業界へのオピニオン

【齋藤薫のビューティ業界へのオピニオン】コスメ界の一大革命となるか?「ビューティプレスボード」への、不安と期待と、成功要因

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 月刊誌「WWDビューティ」には、美容ジャーナリストの齋藤薫さんによる連載「ビューティ業界へオピニオン」がある。長年ビューティ業界に携わり化粧品メーカーからも絶大な信頼を得る美容ジャーナリストの齋藤さんがビューティ業界をさらに盛り立てるべく、さまざまな視点からの思いや提案が込められた内容は必見だ。(この記事は月刊WWDビューティ2021年1月号からの抜粋です)

 開発に5年、それでもコロナ変革の一部に思えるほど絶妙なスタートを切った「ビューティ プレスボード」、もう登録済みの人も多いだろう。PR会社大手メディア・グローブによる美容系プレスの“構造改革”である。

 もちろん双方により多くの企業が登録しなければ体をなさないが、1月12日の時点で84ブランド、メディア側は532人が既に登録。おそらくは予想以上の登録数に、それならばと追随する企業やメディアは加速度的に増えるはずで、成功の半分はもう見えている。全てが初の試みで実際どう機能するのかは未知数だが、編集者やライターはなんと無料、ブランド側も月額3万円という良心的な設定も成功を後押しするのだろう。

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