化粧品やシェービングアイテムなどを輸入販売するUPPER HOUSEはこのほど、イタリア発の香水ラボラトリー「ラブソルー(LABSOLUE)」の日本における独占販売権を取得した。同ブランドがイタリア国外に進出するのは初めて。3月17日から伊勢丹新宿本店本館1階で期間限定販売(3月30日まで)を始めたほか、4月以降に公式オンラインショップでの取り扱いを開始する。
同ブランドは2013年に誕生。イタリアで歴史ある化粧品ブランド「マーヴィン(MARVIN)」を手がけるマートン家の子孫である姉妹が自社工場をリノベーションし、「ラブソルー」のラボを併設した香水工場と香水ホテル「パルファムホテル」をスタートした。香りのコレクションが60種あり、ホテルは香りの数と同じ60室を用意し、1部屋ごとに1つの香りが割り当てられている。各香りの名称についた番号は部屋番号とリンクしているのも特徴の一つ。
60種の香りは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ブルガリ(BVLGARI)」などの香水も手がけたジャック・キャバリエ(Jacques Cavallier)や、「ペンハリガン(PENHALIGON'S)」の香りを組み立てたオリビエ・クリスプ(Olivier Cresp)など著名な調香師が表現する。今回、日本では24種の香りを取り扱い、主力のオードパルファム(120mL、3万円)とトラベルサイズのドロッパー(15mL、6500円)、キャンドル(200g、9000円)、ディフューザー(100mL、9500円/500mL、2万6000円)、アルコール配合量80%のハンドジェル(1819〜7000円)をそろえる。
フレグランスはリフィルを用意するほか、ディフューザーのガラス瓶は花瓶として再利用できる設計に。ハンドジェルなどのプラスチック容器は再生可能な高品質な素材を使用する。キャンドルの色や成分は100%自然由来で、芯は100%純綿で編まれたものなど自然環境に配慮した取り組みも推進する。
安松ジョイUPPER HOUSE社長は「当社は海外で出合ったシンプルだが洗練された心ときめくアイテムを扱う。『ラブソルー』もその思いと合致する。イタリアではミラノとローマの直営店2店舗のみで販売し、知る人ぞ知るこだわりのブランド。日本でも闇雲に店舗を拡大せず、世界観を大切にしてまずは直営路面店をオープンしたい」と述べた。そのほか、イタリアでも展開するホテルのアメニティやコラボアイテムなども進める。