「ユニクロ(UNIQLO)」は3月19日、デザイナー、ジル・サンダー(Jil Sander)氏とのコラボライン「+J」の2021年春夏物を発売した。9年ぶりのコラボ復活となった前シーズンの発売日には、一部店舗に客が殺到して大混雑となったことを受けて、今シーズンはフルラインアップを扱う55店の全てで整理券を配布。また、発売後すぐの高額転売などを抑制するために、17日にはユニクロとフリマアプリ「メルカリ(MERCARI)」とで、「マーケットプレイスの共創に関する覚書」も締結している。
フルラインアップ取扱店である「ビックロ ユニクロ新宿東口店」では、8時半ごろから行列客を店内に誘導、9時から販売を始めた。9時入場の回以降、20分刻みの整理券を配布。開店時間である朝10時の店頭は、混乱もなく通常の買い物風景だった。
先頭の9時の回で買い物ができたという20代の男性は、「朝の4時半から並んだ」。お目当てのハーフパンツやセットアップなど、買い物できる上限である5点を購入したという。8時過ぎに整理券の列に並んだという20代の男性は、3巡目の9時40分の回で売り場に入場。「目当てのジーンズは買えたが、他に狙っていたニットはもうサイズが欠けていて買えなかった。新宿高島屋店の整理券も持っているので、この後ハシゴして、高島屋で買えることを期待している」。復活前の「+J」も買っていたという女性は、「前シーズンも発売日に買いにきたが、前シーズンよりはやや人が少ないような印象を受けた」と話した。