「スリー(THREE)」は今春、基幹のスキンケアライン“バランシング”からオイルジェルタイプのクレンジングとシートマスクを発売する。
“バランシング”は、2009年のブランドローンチと共に誕生し、ブランドの根幹として高い人気を誇る。国産の茶の実から抽出したオイルをキー成分に、植物の力を通して肌に本来のリズムとバランスを整えるホリスティックケアアイテムとして発信。19年には有機認証のコスモスを取得し、コスモス原料に初めて登録された“チャ花エキス”を共通成分として配合した商品を展開している。
これまでスキンケアの基本は「清潔」であり、「浄化」に着目してきた。コロナ禍のいま、心的ストレスのほか、大気汚染や花粉などの飛散物質、紫外線、菌やウイルスと肌に影響を及ぼしている環境下で「肌の基本的な手入れとして『洗浄』を見つめ直し、新たにオイルジェルのクレンジングを開発した」(ブランドPR担当者)と話す。スキンケアの中でもクレンジング類は8品展開しており、特に重要視しているカテゴリーだという。
5月14日に発売する“バランシング クレンジング オイルジェル”(100g、4200円)は、メイクや皮脂汚れのほか、環境の変化による“肌汚れ”に着目。皮脂膜の油汚れを溶かし出す「ブレンド植物オイル」、浮き出た老廃物を吸着する「ホワイトクレイ」、不要な角質をやさしく取り除く「アルガン殻」のスクラブのトリプル処方を採用した。カスタードクリームのようなジェルは肌の上でオイルに変化し、メイク汚れや皮脂汚れ、毛穴のつまりなどをオフし、透明感のある健やかな肌へと導く。
3月26日に発売する“バランシング スパ シートマスク”(16mL×6枚、6800円)は、日本の温泉から着想を得た、スパ発想の美容液マスクだ。「美肌の湯」として知られる和歌山県・文殊温泉の炭酸水素塩温泉水を配合し、まるで温泉につかった後のようにみずみずしく透明感のある肌へと導く。乾燥でこわばりがちな角層を柔らげるブースタータイプで、次に使うアイテムの浸透力をサポートする。
同ラインでブランドを代表する「バランシング クレンジング オイル R」(185mL、4200円)は「今月(21年3月)に入り、売り上げが前年同月比40%増と伸長している」と話す。なお、2020年下期はセルフケア需要が高まり、ボディーケアやヘアケア、メンズカテゴリーがそれぞれ約1.5~2倍、サプリメントは月によっては10倍と好調に推移する。