ファッションとビューティの商業施設「京都バル(BAL)」を運営する中澤ホールディングスはこのほど、フランス・パリ発のビーガンネイルブランド「マニキュリスト(MANUCURIST)」の独占販売権を取得した。3月12日には京都バルの4階に日本初の実店舗をオープンし、製品の販売だけでなくマニキュアやケアの施術も提供する。また、これまで日本の正規代理店だったサハラ・インターナショナルグループはネイルポリッシュを中心に輸入してきたが、新体制の下、今後はジェルネイルやケアアイテムなども展開する。
主力製品の“グリーン ナチュラル ネイルカラー”(50色〜、各2700円)はキャッサバや綿、じゃがいもなどの植物由来成分で構成され、トルエンやDBP、ホルムアルデヒドなど9つの成分を含まない9フリー処方を採用。ベースコートやトップコート、リムーバーも植物由来成分を配合し、爪への負担を考慮している。キッズ向けの“プティ マニキュリスト”(全12色、各1300円)は7フリー処方かつ石けんと水で簡単に落とせ、子どもでも安心して使えるネイルポリッシュだ。
また、3月20日にはロンハーマン(RON HERMAN)とコラボしたコフレセットを全国の「ロンハーマン」で発売した。根岸由香里・ディレクターが愛用していたカーキカラーを復刻し、トップコートとベースコートをセットにしたものだ。5月1日にはネイルケアシリーズ6種を発売する。古い角質を取り除くキューティクル リムーバーや6つの植物油で保湿を強化するオイル、爪の保湿や水分補給を行うベース、凹凸のある爪を滑らかにするベースなどをラインアップする。さらに9月には本国でも人気だというクイックジェルネイルシリーズが日本上陸する予定だ。自爪を削る必要がなく、オフも専用のリムーバーで簡単に行うことができるものだ。
「マニキュリスト」は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「プラダ(PRADA)」などでVMDとして活躍したガエル・ルブラ・ペルソナージュ(Gaelle Lebrat-Personnaz)が手掛けるナチュラルネイルブランドだ。2015年に家業の「マニキュリスト・パリ」を両親から受け継ぎ、「全ての人のために、より安全で、よりクリーンな製品を生み出すこと」を目標に、サステナブルでクリーンなブランドに進化させた。その結果、17年に最大約84%が植物由来の成分で作られたネイルポリッシュ“グリーン”シリーズを発売した。製品は動物実験を行わず、英ビーガンソサエティ(VEGAN SOCIETY)の認証も取得。リニューアル以来人気を集めており、フランス国内で15〜19年の成長率は93%を記録するほどだ。