バッグブランド「ブリーフィング(BRIEFING)」や「ファーロ(FARO)」を手掛けるユニオンゲートグループ(東京都、中川有司社長)は、ユナイテッドアローズの子会社で「フェリージ(FELISI)」や「ハイド アンド ジャック(HIDE & JACK)」を展開するフィーゴ(東京都、赤間直樹社長)の発行済み株式を100%取得する。株式の譲渡実行日は3月31日の予定で、取得金額は非公表。
中川社長は「ブランドと共に、フィーゴの全従業員の雇用も継承する。イタリア発祥のブランドがポートフォリオに加わることで当社の多様化も促進され、MADE IN USAを旗印に掲げる『ブリーフィング』と日本製中心の『ファーロ』との間でバランスも図れるだろう。これを機に日本はもとより、今年1月に現地法人ブリーフィングUSAを設立したアメリカ、今夏にブリーフィング台湾を設立予定のアジアでビジネスを拡大していきたい」と話す。
「フェリージ」は1973年、アンナ・リザ・フェローニ(Anna Lisa Felloni)がイタリア北部の都市フェラーラで創業したバッグブランド。現在もフェラーラの工房で、ほぼ全ての商品がハンドメードされる。「ハイド アンド ジャック」は2014年、イタリア・ヴェネト州でアルベルト・フランチェスキ(Alberto Franceschi)とニコラ・フランチェスキ(Nicola Franceschi)の兄弟が創業したシューズブランド。