プロフェッショナルヘアメーカーで、トップクラスのヘアカラーシェアを誇るナプラと、「WWDJAPAN」Digitalがコラボレートし、“2021年春夏ヘアカラートレンド”をテーマにトークセッションを実施した。参加したのは、ヘアカラーで高い支持を得ている人気美容師、「シキ(siki)」の伊藤竜代表、「ベル ギンザ(Belle Ginza)」の加藤千明店長、「アピッシュ オモテサンドウ(apish omotesando)」のmayuトップデザイナーの3人。村上要「WWDJAPAN」編集長がMCを務め、サロンワークで提案しているヘアカラーや顧客のニーズ、カラーリングのポイントなどについてトークした。
3人ともトレンドセッターサロンで働いているが、それぞれ顧客の傾向は異なる。伊藤代表の顧客は20代の女性が大半で、この時期は高校を卒業し、大学に入るまでの期間にブリーチをしたいというお客がかなり多い。2~3回ブリーチするくらいの明るさが求められているという。加藤店長は銀座店勤務ということもあり、30~40代が客層のボリュームゾーン。比較的落ち着いたカラーのオーダーが多いが、その中でも「おしゃれを楽しみたい」「人と違った個性を出したい」と考える人が多いという。mayuトップデザイナーは看護師やCAの顧客が目立つ一方で、SNSで韓国の俳優が好むようなヘアカラーを提案しているので、それに刺激されて来店する人も少なくないという。
トークの中で語られる客層によるヘアカラーニーズの違いや、客層に関係なく共通する全体的なトレンド傾向は要注目だ。
3人の人気美容師が語った
“2021年春夏
ヘアカラートレンド”とは?
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“肌映え”“くすまない”といえば
「ナシードカラー」の春の新3色
“2021年春夏ヘアカラートレンド”をテーマにしたトークの中で、3人の美容師が共通してトレンドとして挙げたのが、“くすまずに肌がきれいに見えるカラー”だ。ナプラのヘアカラー剤「ナシード(NASEED)」が今年1月に発売した春の新3色は、そのトレンドを体現したカラーになっている。黄みを抑えて透け感とシルバー感を表現できる“モノグレージュ”、他のピンクと比べて彩度が高く、中・低明度でもきれいに発色する“オリエンタルピンク”、にごりにくく透明感が出せる“スカイブルー”の3色だ。
今回のトークの中で伊藤代表は、「僕は“モノグレージュ”がすごく好きで愛用している。グレー過ぎずベージュ過ぎず、日本人の髪に合っていて、透明感やクリア感を演出できる。発色や肌なじみもいいので、これ1本あればいいという印象」と話す。加藤店長も「艶が出て肌の色がきれいに見える“オリエンタルピンク”は多用している。発色がいい一方で、透明感のある“ほんのりピンク”にも調整できるので、ピンク初挑戦の人でも楽しめる」とコメント。mayuトップデザイナーは“スカイブルー”推しだ。「“スカイブルー”1本でオレンジみを消せるのでよく使っている。色の抜け方もきれいなので、お客さまからもすごく好評。“スカイブルー”と“モノグレージュ”を使った仕上がりを“アイスグレージュ”というネーミングでインスタグラムに投稿していたら、最近では『アイスグレージュで』とオーダーしてもらえるようになった」。
ファッションカラー全107色の
豊富なラインアップを誇る
「ナシードカラー」
「ナシード」は、2種類の植物種子オイル(マカダミアナッツオイル、グレープシードオイル)に加え、6種類のオーガニックハーブエキスなどの保湿成分を配合したヘアカラー。艶やかで滑らかな仕上がり、ファッションカラー全107色の豊富なラインアップが特徴だ。
春の新3色“モノグレージュ”“スカイブルー”“オリエンタルピンク”は、それぞれ6、8、10、12Lvをそろえる(“オリエンタルピンク”のみ6、8、10Lv)。