「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、モデルのKokiを起用したキャンペーンビジュアルが「日本の文化を冒涜している」とSNSなどで集中砲火を浴びた件について、謝罪文を発表した。
問題になったのは2021年春夏コレクション“ヴァレンティノ コレツィオーネ ミラノ(VALENTINO COLLEZIONE MILANO)”のキャンペーンビジュアルで、Kokiが帯とみられる生地の上を靴のまま歩いたり、日本家屋の中に土足で入るビジュアルが含まれていた。SNS上では、「帯をヒールで踏みつける行為は日本文化を侮辱している」と多くの批判を浴びた。
これを受けて「ヴァレンティノ」は当該動画や写真を削除。ツイッターの公式アカウントで「日本で撮影を行ったものの中に日本の伝統的な家屋に土足で入らせる行為や帯を想起させる生地の上を靴のまま座ったり歩いたりする場面が含まれていた。(問題となった)生地が意図せず帯と酷似してしまったことで生じたあらゆることについてメゾン・ヴァレンティノは心から謝罪する」とコメントした。
また、「『ヴァレンティノ』は、それぞれの個性、芸術作品、デザイン、クラフツマンシップを尊重する文化をグローバルな規模で育成することに強くコミットする」「『ヴァレンティノ』は今後も包括的な文化をグローバルに醸成し本件をブランドおよびブランドが属するコミュニティーにとって大きな学びの機会に変えていきたい」と続けている。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中