仏ロレアル(L'OREAL)は、コーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンドである「BOLD (Business Opportunities for L'Oreal Development)」を通じて、スイスの環境テックスタートアップ企業「ギョザ(GJOSA)」に少数株主として出資した。
スイス・ビールに拠点を置くギョザは独自の節水ソリューションを開発しており、ロレアルと2015年から協業している。18年には1.5リットルの水でシャンプーをすすぐことができるシャワーヘッドを共同開発した(通常は8リットルの水を要する)。また今年1月に開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)では、サロンや家庭で使えるサステナブルなヘアケアシステム「ロレアル ウオーター セーバー(L'Oreal Water Saver)」を発表した。
バーバラ・ラヴェルノス(Barbara Lavernos)=ロレアル チーフリサーチ・イノベーション&テクノロジーオフィサーは「ロレアルは最高のサステナブルビューティサイエンスを提供し、"ビューティテック "のチャンピオンになることを目指す。ギョザのユニークな水技術のイノベーションと、ロレアルの美容に関するノウハウを組み合わせることで、水資源を守りながら、消費者のために新たな美容体験を生み出していきたい」とコメント。