サステナビリティ

YKKがSBT「1.5℃目標」の認定取得

 YKKはこのほど、同社の2030年度に向けた温室効果ガス排出量削減目標が「SBT(SCIENCE BASED TARGETS)イニシアチブ」に地球の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5 度未満に抑えるという「1.5 度目標」に認定されたと発表した。

 「SBTイニシアチブ」は、気候変動による地球の気温上昇を産業革命前に比べ2℃未満に抑え、1.5℃未満を目標にする「パリ協定」に向け、企業が提出する温室効果ガスの削減目標に科学的根拠があると認定するもの。14年9月にWWF、CDP、UNGC(国連グローバル・コンパクト)、WRI(世界資源研究所)によって、共同で設立された。

 YKKは20年10月に策定した「YKK サステナビリティビジョン2050」の中で、自社およびサプライチェーンにおける温室効果ガスの排出量を30年までに18年比でスコープ1、2(スコープ1 は、自社の燃料の燃焼等による温室効果ガスの直接排出。スコープ2 は、自社が購入した電力・熱の使用による温室効果ガスの間接排出)で50%削減、スコープ3(サプライチェーン全体の温室効果ガスの間接排出)を18年比で30%削減すると掲げている。

 「SBTイニシアチブ」は、日本ではソニーが15年10月に認定されたのを皮切りに、18年3月に丸井グループが、同年8月にアシックスが認定されている。

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