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ホカホカご飯が食べられるヘアサロン エディターズレター(2021年4月2日配信分)

※この記事は2021年04月02日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ホカホカご飯が食べられるヘアサロン

 ちょうど1週間前、ヘアサロン「MINX」の銀座店をkemioさんと訪ね、店舗の代表にLGBTQ+フレンドリーなヘアサロンへと進化しようと決めた理由などを聞きました。きっかけは、SDGs。特に「ジェンダーの平等」と「パートナーシップでの目標達成」を掲げ取り組みを加速する中、「LGBTQ+フレンドリーになることは、その延長線上にあるのでは?と考えた」そうです。

 「ジェンダーの平等」は理解できますが、ヘアサロンの世界における「パートナーシップでの目標達成」とは、なんでしょう?まず同店は、スタッフに優しいサロンを目指し、なかなかリアルな“待遇改善”に取り組みました。「ランチにカップラーメン」を禁止、コンビニ弁当もなるべく買わないように促し、代わりにスタッフには白米を支給!!店舗ではいつでも、ホカホカのご飯が食べられるようにしたそうです。

 正直、私は絶叫しました(笑)。あんまり、聞いたことがなかったんです。

 小さな一歩ではありますが、なかなかどうして理にかなった取り組みな気がします。いや、今は体に優しいカップラーメンもあるだろうし、コンビニ弁当だってモノすごい進化を遂げていると思いますが、炊きたての白米に勝るものはありません(笑)。「MINX」銀座店は、マロニエゲートの真裏あたり。スーパーやコンビニは少なく、サロンワークが忙しくなれば外食は難しいでしょう。時間があっても、「毎日銀座でランチ」は、経済的になかなかの負担です。そして、職場でご飯を茶碗やタッパーによそうことができたら、ゴミも減りそうですよね。弁当派の私は最近プラ容器入りのランチを買うとき、少し(いや、結構?)後ろめたく感じています。「オカズだけ買って中食」でも、ゴミの量は半減できそうです。

 と、小さな取り組みに大層感動した私は週明け、職場のヘア担当記者に「MINX」の白米支給について興奮気味に語ったのですが、皆、「あ、そういうサロン、結構あります」って言うんです。

 あ、やってんのね、みんな(笑)。さすが、「人が一番」のヘア業界ですね。ファッションやコスメの皆様も、いかがですか(もうみんな、やってるのかしら??)?

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