武林製作所は、プラスチック成形マスクフレーム“マスクのほね”(10本セット、1980円)を発売した。
これは、不織布マスクの中心に丈夫なプラスチックでできた1本のフレームを通すことで、フレームがマスクを支えて内側に空間を作り、口周りに触れることなく快適に過ごせるようにするアイテムだ。
息苦しさや話しづらさ、蒸れ、メイク崩れといったマスクによるストレスを改善。不織布マスクは頬の部分に隙間ができやすいが、マスクの両端にフックをかけてワンタッチで装着する仕様のため、マスク両端の隙間がなくなり密着しやすくなる。
1本のフレームで支えるため見た目には目立たず、使用後は水洗いができ、繰り返し使えるため経済的だ。発売後、「マスクが口周りにピタッと密着すると息苦しかったり、中が蒸れて肌が荒れやすくなったりしたが、その余計なストレスが解消した」などと話題に。
リクエストに応え、4月14日にシリーズ第2弾として小さいサイズのマスク専用フレーム“マスクのこぼね”(10本セット、1980円)を発売する。
武林製作所は、歯ブラシ用の金型製造で国内トップシェアを誇る大阪の町工場。同製品は、コロナ禍に「自分たちの技術を生かして困っている人の役に立てることはないか」と考えて企画したもの。
白いプラスチックを成形した細長い形状を見た武林美孝社長の「それ、骨みたいやな!」というひと言から、大阪の町工場らしいユーモアのあるネーミングになったという。