そごう・西武の2021年2月期業績は、純損益が172億円の赤字(前期は75億円の赤字)だった。昨年春の緊急事態宣言の際の約1カ月の休業と、その後の消費低迷が響き、既存店売上高が前期比24.2%減と落ち込んだ。8月末に西武岡崎店、西武大津店、そごう西神店、そごう徳島店を閉店するなど、一連の構造改革費用も膨らんで損失幅を広げた。
売上高に相当する営業収益は同26.6%減の4404億円だった。主力である衣料品の下げ幅が激しく、売上高が同37.7%減の1334億円で終わった。本業ももうけを示す営業損益は66億円の赤字(前期は1億7200万円の黒字)に転落した。
同社および親会社のセブン&アイホールディングスは、現時点での22年2月期の業績予想を見送った。